四兄弟
いい加減な神様製作

 
 四神

 悲しいぐらい出番のない彼ら。一匹変態振りを発揮しただけ。
 そんな彼らは別シリーズを考えていたときに作った奴らだった。
 自分中学生の頃(ああ、若い)、魔王なのを作ろうと思ったのです。そして一人ではつまらないので、複数。東西南北でキリがいいから、四人。ならエレメント当てはめて、さらにそれっぽく。よし、前に作った妖怪クリスと魔王キャラとして作っていたウェイゼルもここに加えとこう。と安易に出来上がる。
 そして驚くべき事に、この時の主要人物、現在火神で冷血漢のガディス。彼はこの時は子供好きという設定で、今のカオスと果てしなく似た事をしていた。
 そして第二の主要人物。お色気蛇族のルシアル。ガディスのところの生徒だった彼女とおまけ一匹が、クジで魔王を退治する課題を引き当て、退治されたなくないガディスの紹介でウェイゼルを退治しにいくお話。その後たらいまわしにされるコメディ短編。
 それがいつの間にか都合によって精霊王になり、神になっていった。
 基本は変わっていない。ガディスが原型ないほど別人になっているけど、それだけ。
 あの頃のガディスは善人だった。そして、変人の一人だった。

 懐かしいなぁ。あのノートはどこに行ったんだろう……。

 

 
 ついでに母神

 元々、これは二匹いた。一人は光。一人は闇。二人は敵対しているわけでもなかったが、彼女たちの創造物は、光と闇で敵対していた。
 世で言う神様と魔族のような対立関係だ。
 その頃はエンターテイメント性を持たせようとしていたらしい。
 なにせまだ中、高校生だった。派手にしなければいけないと思ってがんばっていた。本格っぽいものを書こうとしていたのだと思う。
 しかし、途中で放棄した。
 なんだか、馬鹿らしくなって。
 現在魔族というものを排除したため、二人いる必要がなくなり合体してもらった。
 母神が寝ていたのは、作った当初からそういう設定だった。ベタだが、パワーバランスを取るにはこれが一番だと思っている。今でもギリギリのところなのに、最強キャラが普通にいたら、最後に女神と対決しなければいけないような気がしてくるから。いくらなんでも無茶。

 

 

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